YRA参戦記その2

〜走行編〜

はい、お次はサーキット走行の事です。
てか、当日になって気付いたんですが。
ファーストステップってフリー走行なかったんですね。。。
全走行に先導つき&追い越し禁止だったみたい。
少しガッカリ。
どんだけ案内文を読んでないんだww



まずは開校式&講習会
一番印象に残ったのは宇井陽一さんが話してくれた「水分の摂り方」
夏場はサーキット走行する日だけでなく、前日から積極的に摂取する。
飲むのはスポーツドリンクがおススメ。
水は体内からすぐ出てしまうので、逆に疲れる。
水を飲むなら塩を少し混ぜてやるのが良いそうです。
コーヒー類は逆に喉が渇くのでダメ。
水分の摂り方まで考えてるなんてやっぱプロだなぁ、と思いました。

この後は、私もお世話になった事のあるレッカー車に乗ってコースの下見。
岡山は昨日の夜に雨が降ったらしく、まだ所々ウエットな部分が残ってた。
ビビるわぁ…。
改めてコースを見てみると、フラットに見えてた路面が結構荒れてたり、転倒時についたと思われる傷や、路面の繋ぎ目なんかも確認できました。
下見って大事なんですね。
で、その下見中にイントラの方がデモ走行をしてくれました。
イントラの方々からすれば、流す程度のスピードだとは思うのですが速い。
でもね、藤原儀彦さん。
ブレーキングから寝かし込みまでスキール音がしてるのはどうかとww
キキーーーって音と共にコーナーに消えていきましたww
見てるほうが怖いです。

その後は、ウォームアップ走行と称し、モトクロスバイクを使ったパイロンスラローム
バイクはXT250とトリッカー。
パイロンスラロームはやってみると難しいけど面白い。
これはこれで、ハマリそうでしたww

この後でいよいよR6に初乗り。
私が乗ったのは07型。
今回はファーストステップがAとB、2つのグループに分けられ1台のR6を2人が共有します。
コケるともう1人の方に迷惑をかけます、気をつけねば。

事前にmintさんからインプレを教えていただいてたので助かりました。
とりあえず、慣熟走行はブレーキの感じを掴むのと、エンジンを1万回転以上上げてみるのを目指します。
走り出す前は、いつもの緊張感に加え、初めて乗るバイク&借り物という別のプレッシャーも感じます。
まぁ、最初は慣熟走行なのでペースは遅いと思いつつも、不安なままコースイン。
でもね、走り出すとそんな不安なんてなくなった。
R6は物凄く安定感があって懐が広いイメージ、ある程度の事なら受け止めてくれます。
ブレーキはガツンと効かせると危ないけど、ジワ〜っと効かせてやれば良い感じの制動力です。
エンジンは1万回転からが気持ち良いですね。
1万4000回転でシフトアップモニターが光る、これも初体験。
あっ、光ったよ♪
これだけでテンションが上がる単純な私ww
と、慣熟走行で試せたのはここまででした。

お昼からはコース走行です。
慣熟走行よりはペースが上がり、メインストレートでイントラの人の後ろに付くローテーションが行われます。
このローテーションは、イントラの後ろについてた人が列の1番後ろに回り、2番目にいた人が今度はイントラの人の後ろに付くといったもの。
こうする事で、全員がイントラの後ろを走れるわけです。
コース走行でようやくR6がどんなバイクかわかってきました。
素人が感じた事ですが、軽くインプレでも。
★軽い。
RVFと同じ様な感覚で乗れる、むしろフロント周りはR6の方がコンパクト。
★寝かし込みが俊敏。
いつもの感覚でスッと寝かし込んだらインにつきすぎた。
まぁ、これはスピードが遅いせいもありますね。
でも、面白いぐらいよく曲がる。
ここで膝擦るぐらいまで寝かしこんでみたんだけど、全然怖くない。
コケるかも、って感覚はまったく無かった。
★加速が良い。
低回転だと吸気音が聞こえるだけだけど、回転を上げてやるとグンと加速する。
バックストレート前半の登りでも、アクセル開けただけ加速していく。
まぁ、いつも乗ってるのが非力な400ccなんでね…。
★アクセルは煽る?
スリッパークラッチが入ってるのでアクセル煽らずにシフトダウンしてみたけど、結構急な感じでギアがつながる。
RVFがフォン、フォン、って感じならR6はガチ、ガチって感じ。
リアがロックとか、暴れるとかは無いけど、バイクには悪いように思ってしまう。
イントラの方に聞いたら、スムーズにつなぐならスリッパークラッチ入っててもアクセル煽る方が良いとの事。
★足元が熱い
エンジン熱がすごい上にダウンタイプのマフラーなので足元が熱いです。
RVFより確実に熱いです。
街中では厳しいかも…。
こんな所でしょうか。
コース走行はペースは少し上がったけど、正直、私はまだいけたなぁ。
まぁ、それだけR6が良いバイクだって事ですよ。

今日のR6はですね、スピードを表示する部分がガムテープで隠されてまして。
何でだろうと思い聞いてみたら
スピードメーターが見えると恐怖心が出る人もいるから」
だそうです、うん、わからんでもない。
でもさぁ。
ストレートで何キロ出てるか知りたくね?
ここで悪魔が耳元で囁きます。
「バレやしないから、剥がしちゃえよ。」
今度は天使が囁きます。
「………。」
私には何も聞こえませんでしたww
つー事で、3本目のコース走行前にペリっと剥がします。
※一応イントラの方に許可は取りましたよ、ホントにww
とはいえ、追い越し禁止なので前に詰まるとスピード出ませんよね。
ここで、私は少し悪い子になりました。
私が列の最後尾になった時、少しペースを落とし前と間隔を空けます。
でも、あまり空けすぎるとスイーパーの方が前に入ってくるので、微妙な具合で空けます。
こういう時だけは頭の回転が早いのですww
メインストレートではローテーションが行われるのでスピードは出ない。
バックストレートが勝負です。
計画通り間隔を空け、モスS辺りから加速。
アトウッドに突っ込み、いよいよアクセル全開です。
1万4000回転でシフトアップモニターが光るけど無視。
レッドゾーン手前の1万6000回転まで回します。
ここまで回すと排気音が気持ち良い、少し酔いしれてしまいました。
結果、次のヘアピンのブレーキングポイント時点で230キロ出てました。
さすがにここまで出てるとブレーキングは厳しいです。
特にリアブレーキはすぐにロックします。
でもね、ロックしても怖くないんだ。
タイヤがロックする感覚と、滑る音が聞こえる、いつもならここであたふたしてパニック。
ただ、R6の場合は「あ、ロックしたからリアブレーキ離そうか」って落ち着いていられた。
何なんだろうね、この感覚は。
改めて思い返すと、すごいと思ったよ。


R6に乗ったのは短い時間だったけど、面白かった。
ほ、ほ、欲しい。。。
こうして、ヤマハの策略にまんまとハマりそうな人間が1人増えましたねww