バイク復活計画〜その13〜

雷神コイル


イグニッションコイル交換編…

これは昨日した事なんですけど、NS-1のイグニッションコイルを交換しました。
実はイグニッションコイルはネットで色々見てみても結構効果が出る部品らしくて、通販で注文してたものが昨日届いたんです。
今回私が選んだのは、RS YOKOTAさんが出している越後屋ワークスの雷神コイルというもの。
これは「ノーマルイグニションコイルに比べ約3倍の火力を発揮し馬力・トルク・燃費がアップ、さらに高回転域での伸びや力強さが大幅にアップ」いう売り文句に惹かれて買ったんです。
NS-1には他にNSR250とかHRCが販売しているレーサーRS125のイグニッションコイルも取り付けできるみたいなんですけど、RS125のは取り付ける時に少し加工する必要があるらしいので却下、NSR250のよりは雷神コイルの方が性能いいらしいので雷神コイルにしたんです。
では、早速作業開始。
ます、ダミータンクとシートカウルを外す。
次にノーマルイグニッションコイルを外し雷神コイルを取り付ける、外した所に新しく取り付けるだけだから簡単。
実は強化アース付けてるから説明書に書いてあるコードの色と違うことに戸惑ったのは内緒。
楽勝、楽勝って余裕かましてたらここで問題発生。
それはプラグキャップ。雷神コイルからプラグコードが出ているのでプラグキャップだけが必要なんですね。
私は今、NGKのパワーケーブルっていうプラグコードとキャップが一体化している物を使ってるんです、という事はプラグキャップを用意しないといけません。
ここで少し脱線しますが、なぜノーマルプラグコードとキャップをパワーケーブルに変えたかといいますと、中古でこのNS-1を買った時にはノーマルのが付いてたんです。
多分、前の持ち主の方がされたんだと思うんですがプラグキャップが少し短くなるように切断されててプラグの上部が見えてる状態だったんです、さらに切断面がガタガタで見た目的にも良くなかったので交換したんですわ。
こういった経緯があるので、今更またこのノーマルのを付けたくはない…というわけで作業を中断しバイクパーツ屋さんにアドレスで買出しへ。
こういう場面では2台バイクがあると便利ですね〜。
バイクパーツ屋さんでNGKのプラグキャップ発見、お値段1,050円也。
「おっ、これこれ」
と思って買おうとした時、私の目に入ったのはDAYTONAのパワースパークエキサイターというプラグキャップ。
商品説明によると通常利用されていないエネルギーを蓄電しイグニッションコイルからの点火エネルギーと効果的に重複させ、プラグから強力なプラズマスパークを発生。混合気は完全着火しエンジンパワーや燃費が向上とあり、何か良さげ、しかし値段が少々高めの3,150円也。
う〜ん、ここは堅実にNGKにするか少し冒険してパワースパークエキサイターにするかで悩む。

で、結局少しでも性能が上がるならと高いけどパワースパークエキサイターの方を買っちゃいました〜。
意気揚々と家に戻り作業再開。
雷神コイルにパワースパークエキサイターを取り付けて、後は雷神コイルを固定するだけ。
だが…、取り付ける位置が定まらない……。
雷神コイルはノーマルイグニションコイルよりもでかくて同じ所には付けられない。
あれや、これや、と試してみたけれどどうもしっくりくる場所がない。
試行錯誤の末にここでいっかという場所を見つけたので仮組み、しかし…ダミータンクを付けようとしたらもろ干渉してる…。
「う〜ん、もう固定する場所がね〜べ」と思ってあきらめようかと思った瞬間、目に入ったのはダーミータンクの中。
いや、この中に固定したら荷物が積めないから駄目よ…、と思いましたがこのまま固定できなければ意味がない、背に腹は変えられないということで、ダミータンクの中に固定する事にしました。
まぁ、当初の予定ではNS-1は街乗り&普段の足にする予定でしたけど、アドレスを買ったのでNS-1はいわゆる趣味バイクという位置づけに出来るんですよね。
だから、荷物が詰めなくたって大丈夫さ、でも、いい固定場所が見つかったらそっちに移動させるけどね…。
というわけで、雷神コイルをダミータンクの中に入れてタイラップで固定、結構いい感じに出来ました。

写真は右がフロント側、左がリア側です、右側にある赤と黒のプラグキャップがパワースパークエキサイターです。


では、効果を確認するために早速試乗。
アイドリング状態ではあまり変化は見られない、しかし、走り出すと変化が見られた。
強化アースだけの時よりもエンジンの吹け上がりが悪い、しかも6,000回転からの谷がはっきり出てくるようになった。
「うわ〜、これは失敗か…」
と思わず考えてしまった。
しかし、7,000回転からパワーバンドに入ると今までとは比べ物にならないくらいの力強さ。
坂道でも今までにも増してぐんぐん加速していく。
なんと言うか、今まではアクセルをひねる感触が軽かったのですが、今はアクセルに重さがあり、ここからアクセルをひねっていけばパワーが出るというのがわかる感じかな。
直線でもこれまでは6速でレッドゾーン手前の12,000回転まで回して80㎞/hだったのが今は6速で11,000回転ぐらいで90Km/hは出てる、レッドゾーンまで引っ張れば3桁は軽く出そう。
さらに、リアタイアが路面をグッと蹴ってる感覚がわかる、トルクがアップしてるんだろうな。

結果として低回転は鈍くなったけど、高回転はすげ〜気持ち良くなった。
課題の低回転のパワーアップは出来なかったけど、十分満足できる結果ですわ。
しかし、イグニッションコイルにまで手を出すようになるなんて、数ヶ月前の私は考えてもなかったなぁ。